語り継がれる、系統の系譜
悠久の時を超え、
今も羨望を集める。
伝統と品格の邸宅地「逗子」。
その歴史は深く、鎌倉時代の将軍・源頼朝に
ゆかりある地としても知られる「逗子」。
明治期には、皇族や上流階級の人たちに愛され、
高級邸宅地として繁栄。
今も名所旧跡の数々はそこかしこに残り、
別格の地であることを語りかけます。
湘南の源流「逗子」
相模湾に面したいわゆる湘南と呼ばれるエリアの中でも
観光地的な色合いの強い江ノ島や鎌倉に対して、
古くからの避暑地として由緒ある
海辺の別荘文化が培われてきた「逗子」。
古くは源頼朝など幕府将軍家の拠点として栄え、
明治期になると皇族華族、政治家、実業家など
名だたる名士たちが居を構えました。
蘆花記念公園
「不如帰」で有名な明治の文豪、徳富蘆花ゆかりの桜山に広がる公園。逗子海岸を見下ろす小高い森で、公園の散策路からは富士山や江の島も眺めることができます。逗子の名を世間に広めた功績を讃え、市制30周年記念事業の一つとして昭和59年に開園しました。
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葉山御用邸
皇族方の静養の場として愛されてきた逗子・葉山の象徴である「葉山御用邸」。御用邸付属邸跡地に開設された「葉山しおさい公園」は一般も見学が可能で、風情豊かな日本庭園をはじめ、茶室一景庵や潮見亭、皇室ゆかりの品々を展示した博物館もあります。
亀岡八幡宮
鎌倉の「鶴岡八幡宮」に対し、「亀岡八幡宮」と名付けられたともいわれる「逗子」駅前に鎮座する神社。7月に開催される例大祭は、神輿が市内を練り歩く盛大なお祭り。季節ごとに境内でフリーマーケットや骨董市なども催され、地元住民に親しまれています。
延命寺
奈良時代、行基菩薩が延命地蔵菩薩像をつくり開創。平安時代に弘法大師が地蔵尊の厨子（ずし）をつくり、それが「逗子」の起源になったとも語り継がれる歴史ある古刹です。鎌倉時代は三浦氏の祈願寺として祀られ、北条氏との合戦の舞台になった伝説も残ります。
国内屈指の
マリーナリゾートを抱え、
幾多の文化・芸術の
舞台となった街。
風光明媚な環境に惹かれ、
多くの文化人や著名人たちが暮らした「逗子」。
この地に生まれた石原慎太郎の「太陽の季節」など
名作の舞台としても描かれました。
現在でも、「逗子映画祭」など海辺のカルチャーを
発信するイベントが多く開催されます。
リビエラ逗子マリーナ
1971年、地中海リゾートをイメージした会員制複合マリーナとして開発された「リビエラ逗子マリーナ」。広大な敷地にハーバーや結婚式場、レストラン、プールなどを備え、映画やドラマの撮影の舞台にもなっています。2020年には海外セレブに人気の「マリブファーム 逗子マリーナ」が日本初上陸するなど今なお進化を続けています。
プール
敷地内プールサイドでは2017年から「逗子マリーナペットフェスタ」というチャリティイベントを開催。「殺処分ゼロ」に貢献する取り組みを進めています。また、2022年には国内外のDJを集めたプールサイドダンスフェス「マリーナサンセット」が催され、2023年も8月に開催予定です。
ヤシの木
敷地内には、約800本ものヤシの木と、オレンジ色のスペイン瓦の屋根が印象的な白亜の建物が並びます。まるでハワイや南国のリゾートのような景色が広がり、散策しているだけでも気分が高揚します。結婚式などの撮影場所としても人気を集めるまさに映えスポットです。
レストラン
「リビエラ逗子マリーナ」では、全席オーシャンビューのモダンイタリアンと、LAから日本初上陸のラグジュアリーレストランでの優雅な食事のひとときを楽しめます。相模湾の新鮮な魚介や鎌倉野菜などの地元食材と、贅沢なホスピタリティを堪能でき、大切な記念日にもおすすめです。
日本のビバリーヒルズ
昭和40年代に相模湾を一望する高台の風致地区に造成された新興住宅地。美しい景観を守るために徹底した街づくりがおこなわれ、当時珍しい電線地中化など先進的なインフラも整備されました。第1期分譲の際には1区画1,000㎡などの建築協定付きで販売され、日本のビバリーヒルズとも賞賛されました。
披露山公園
昭和33年に高射砲台跡地を利用して整備された公園。「かながわの景勝50選」や「関東の富士見百景」にも選ばれる見晴らしスポットとして有名です。また、園内にはサルやクジャクが飼育されていて子どもたちにも大人気。ハイキングコースも整備されていて自然散策も楽しめます。
住宅地
「披露山庭園住宅地」は、昭和43年に標高約80mの小坪山で造成が始められた開発事業です。花壇や植栽、住宅の色彩や高さ、建ぺい率にまで厳しいルールが設けられ、新しい住宅を建てる際にも組合の審査が必要です。そのため、美しくゆとりある街並みの景観が永く保たれています。
大崎公園
「披露山庭園住宅」敷地内の突端にあり、相模湾に突き出した岬の頂上にある公園。眼下に逗子マリーナを、遠くには富士山を見晴らす「関東の富士見百景」にも選出されています。園内には展望台や芝生広場があり、逗子に暮らした明治の文豪・泉鏡花の句を記したモニュメントもあります。
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逗子なぎさホテル／
時代の象徴
大正15年に湘南唯一の洋式ホテルとして誕生した、皇族や文化人など多くの人たちに愛されたホテル。戦後はアメリカ軍に接収されましたが、昭和30年代になると太陽族と呼ばれた若者たちのメッカになり、著名な作家や文化人もこぞって逗留しました。昭和64年、建物の老朽化にともない閉館しましたが、今も記念碑が残されています。
逗子海岸映画祭／
海と映画の街へ
”Play with the Earth/地球と遊ぼう”をテーマに2010年から始まった映画祭。ゴールデンウイークの期間に海岸にスクリーンやテントが建てられ、映画上映のほか、飲食ブースや遊戯場なども設けられ、会場を盛り上げます。さわやかな海風を感じ、開放的な星空の下で映画を楽しめるエンターテイメントとして、逗子のカルチャーを牽引しています。
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逗子ハイランドなど／
桜の名所も満喫
逗子の魅力は海だけではなく、豊かな山間の自然にも見ることができます。逗子市のホームページでは、桜の名所として披露山公園や桜山中央公園、第一運動公園が紹介され、お花見の季節には多くの人で賑わいます。また、散策しながら眺めたい田越川の桜並木や、ドライブコースに桜並木が広がる逗子ハイランドなどもおすすめのスポットです。